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食育コラムvol.1/「賢さ」の源は食物繊維!

 

自己コントロール能力を養うには?

 

 「賢い子どもになってほしい」と、お母さんは誰でも思うものですね。私にとっての賢さとは「情緒の安定」です。情緒の安定とは自己コントロール能力です。これは別名「非認知能力」といって、今世界中の教育者が注目しているものです。

 ふだん自己コントロール能力のある人がミスをするとき、血糖値が低下しているといいます。フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター教授(社会心理学)は「ブドウ糖なくして意志力なし」とまで言っています。お菓子やジュースをとるとすぐに血糖値が上がります。集中力が戻るのです。しかしこれをくり返すと、いわゆる「血糖値スパイク」を起こします。血管は痛むし、情緒も安定しなくなります。しかし脳が働くにはブドウ糖が必要なのです。どうしたらいいのか?

 

答えは「食物繊維」の摂取!

 

 食物繊維とは、お風呂場の「ヘアーキャッチャー」のようなものです。髪の毛が格子に引っかかるようになっているアレです。食物繊維でいえば、不溶性食物繊維(玄米、イモ、野菜など)がこの「格子」の部分。水溶性食物繊維(海藻など)はこの格子の部分にべっとりへばりつくノリみたいなものです。

 食物繊維は糖分の吸収を遅らせます。血糖値は安定し肝臓の負担が軽減されます。自律神経も忙しく働く必要がありません。意志の力が強くなり、自己コントロールが効きます。賢さの源とは食物繊維にあるのです。

 


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