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食育コラムvol.13/皮膚トラブルには栄養摂取から改善を

改善しない皮膚トラブルには 食生活の見直しも重要

 

長年、ウイルス性いぼやにきび、アトピー性皮膚炎などのお子さんやお母さんを多数診察してきた経験から、日々の食べ物が、からだにとってどれだけ大切なのか、実感しています。

 

治りにくい場合は、朝食、昼食、夕食に何を食べているのか、お尋ねしています。次に採血検査で栄養状態をチェックしています。すると、見えてくるのは、慢性的なタンパク質欠乏、ビタミンB欠乏、鉄欠乏、亜鉛欠乏です。

 

良質なたんぱく質を食べよう!

 

からだはタンパク質と必須脂肪酸から作られていますが、滑らかに動くように、ビタミンやミネラルが必須です。タンパク質を有効に体内に吸収するために、まず食前に梅干しやらっきょう、レモンなどを食べ、胃酸分泌を促してから、タンパク質を多く含むおかずを食べましょう。

 良質なタンパク質は、卵、青魚、赤身の肉、豆腐などに含まれています。一番大切なミネラルは鉄と亜鉛です。鉄は普段から鉄の料理器具を使うことがとても大切です。鉄のやかんでお湯を沸かすことや、鉄鍋で煮込み料理を作ることで自然に体内に入ってきます。亜鉛はからだ中の細胞分裂時や抗酸化酵素と一緒に働いています。牡蠣や赤身の肉、チーズ、ナッツ、豆腐に含まれています。しかし、亜鉛は体内消費量が非常多いので、食事だけでは足りません。亜鉛はサプリメントもお勧めしてます。

 

 いつもの食事を点検して、健康増進に積極的になりましょう。


船橋ゆーかりクリニック

院長/寺田伸一

住/船橋市本町5-3-5-4F

☎0120-12-4103



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